Vol.002 「今日の生贄はおまえだ」
おはようございます。ブラック企業戦士です。
ブラック企業を形成する最大の要素「ブラック上司」について、です。
彼らこそ脈々と受け継がれたブラック文化の継承者であり、体現者ですが、彼らは優れた嗅覚を持っているケースが多くみられます。
それは…「気の弱いサンドバックを見つける嗅覚」
これです。
同じことをしても叱責される人間、されない人間がいるのは皆さまもご経験があるでしょう。色々な基準でそうなっているのだとは思うのですが、
ブラック上司となる彼らが、その犬並みの嗅覚で見つけるのは
「やり返して来ない安心してサンドバックに出来る人間」
なのです。
これも信じがたい実話ですが、ある日突然ブラック上司の怒号が聞こえてきました。
「おい、お前、仕事舐めてんのか?」
突然叱責されることとなった、●●君はただただ驚いています。
「ベルトループにベルトが通ってねえだろ。そういうのが気のゆるみなんだよ、わかってんのか?」
●●君のことがよく見える位置にいた僕は確認してみました。
確かに、ベルトがひとつだけ通っていないベルトループがありましたが、それがなんだっていうのでしょう。あたふたする●●君に、ブラック上司の叱責はつづきます。
きっとなんだって良かったのでしょう。殴り返して来ないサンドバックを見つけただけなのです。そして、「叱責する自分を宣伝」したいのか、その悪夢のような時間はただひたすらに長く長く続いていくのでした。
50分、これがベルトループをひとつ通っていないだけで●●君が叱責された時間です。
これもブラック企業の日常です…